外耳道炎というのは耳の穴から鼓膜までの部分(外耳道)で起こる炎症です。ほとんどの外耳炎は耳掃除のしすぎで生じます。 外耳道には、耳垢腺という耳あかを作る腺があります。耳あかが作られるのは、ほとんどが外耳道の外側1/3で、それらも自然に外に排出されるようになっていますので、掃除をしない人でも耳の穴が耳あかだらけになることはほとんどありません。 しかし、耳を触りすぎることによって耳垢腺が刺激されて分泌が増えます。耳垢が増えることにより、かゆみなどを生じ、さらに触ってしまうことによって、悪循環になり、そのうち感染、炎症を起こしてしまいます。
中耳炎の炎症が三半規管や聞こえの神経に及ぶことで生じます。主に急性中耳炎に伴い急激に起こるものと、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎などに伴い、ゆっくりと起こるものがあります。 内耳に炎症が起こると回転性めまい、吐き気、難聴(感音難聴)、耳鳴りが起こります。